地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の影響?大学への寄付金が活発化

大学へ寄付を行う方が多くなっている様な気がする昨今。
これまでにも大学や大学病院への寄付について投稿していますが、大学への寄付金の現状はどの様に変化したのでしょうか。

歌手BOROがiPS細胞研究基金に100万円の募金を寄付
http://childup.wpblog.jp/article/456965088.html

日本電産の永守重信会長が京都学園大学、京都府立医科大学、京都大学へ億単位の寄付
http://childup.wpblog.jp/article/449670689.html

川崎病の研究に遺産1億7000万円を寄付した女性実業家、原因不明の小児急性熱誠皮膚粘膜リンパ節症候群
http://childup.wpblog.jp/article/438913097.html

国の削減目の当たりで大学の研究費もクラウドファンディング、防衛省の安全保障技術研究推進制度でも企業と共同研究?
http://childup.wpblog.jp/article/453733442.html

丁度、東洋経済が私大と国公立大の寄付金額ランキングを掲載していました。

国立大学の「寄付金収入」全86校ランキング
https://toyokeizai.net/articles/-/246297?page=1

寄付金収入が多い私立大学157校ランキング
https://toyokeizai.net/articles/-/245639?page=1

上位にランクインしているのは有名大学だけでなく、期待されている大学や妙に納得する大学など様々な大学名がランクインしています。

前述の投稿の通り国から大学への補助金は削減されており、大学側も寄付金集めに注力している様です。

企業からの寄付金も増えていますが、個人からの寄付が大幅に増えており、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の影響かも知れませんね。

地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)とは、最近良くも悪くも話題となっている「ふるさと納税」の企業版。自治体以外に法人が利用する事が出来る制度となっており、学校法人である大学も利用する事が出来るようになっています。という事で節税の為に利用している方も増えている可能性が高いですね。

そして、やはり前述投稿にある様にクラウドファンディング企業と提携している大学も出てきており、更に古本募金と呼ばれる寄付方法も実施している大学もありました。

古本募金とは古本や貴金属を大学へ寄付し、大学側が古本を売って資金とする方法です。

クラウドファンディングは募集方法にもよりますが、これら寄付方法は特に使用用途が限定されていませんので大学側が積極的に利用していると見られていますが、医学部不正入試やらでも寄付金目的であったなど報道されていますし、寄付金を食いつぶす大学と有効活用する大学の二極化となりそうな予感・・・

最近では、ぐるなびCEOである滝久雄さんが、東京工業大学、お茶の水女子大学、東京芸術大学の3校に合わせて50億円の寄付を行った事が報道されています。
東工大に30億円、お茶の水女子大と東京芸大に10億円づつとなっています。
こちらの寄付は国際交流に関する建設費用に使用される使用用途が限定されている寄付ですね。
しかし、30億円とは・・・すごいです。ちなみに滝CEOは東工大出身です。

ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑さんも、京大へ若手研究者の育成を支援する基金を設立するための使用用途限定の寄付を行なっています。

中本博雄さんは九州大学へ5億1600万円の寄付を行い、学生たちの留学費や給付型奨学金制度の設立に充てる使用用途限定となっています。中本さんは九大出身ではなく九大へ進学したかったが経済的な理由で進学を断念した経緯が報道されています。

琉球大学には同大出身の上場企業代表から3億円の寄付があったそうです。こちらも学生の海外派遣や外国人留学生への奨学金支給など国際交流に充てられるとのこと。

話題となった青森市への40億円規模の寄付ですが、青森市と県立病院以外に、弘前大学にも寄付をされています。

その他にも大学へ巨額な寄付をされている方々が数多く報道されるようになりましたね。
寄付金額も完全にワールドクラスですから、そりゃそうですよね。

寄付をされるほど期待されている訳ですが、前述のランキングでも有名大学だから寄付金が多い訳でない事もあり、学生の多くは気付いていない現状・・・
有名大学で寄付金額が多いのに気づいていない学生もいらっしゃいますし・・・

ですから、寄付金を食いつぶす大学と有効活用する大学の二極化となりそうな予感・・・なのですよねぇ・・・